西洋とアジア、シルクロードの国「トルコ共和国」のたびです。
「トルコ共和国」に行ってきました。 地中海と黒海に挟まれた半島はかつては「小アジア」または「アナトリア」とよばれていた。紀元前6000年頃から人が住み始め、鉄を使っていたといわれるヒッタイト人がこの地に最初の王国を築いた。その後ペルシャ、ギリシャ、ローマ帝国、ビザンチン帝国により支配される。もともとは中央アジアの遊牧民であったトルコ民族が進出してきたのは11世紀に入ってからである。 というのが簡単なトルコの歴史である。
スルタン・アフメット・ジャーミー(ブルーモスク)
トルコ帝国が栄華を誇った17世紀はじめにアフメット1世によって建てられたイスラム寺院。巨大なドームの周囲に建つ6本のミナレットが印象的である。ドーム内部にはイズニックという町で作られた青い花柄のタイルがびっしりと飾られ、その美しさゆえに「ブルーモスク」と呼ばれている。
地下宮殿 「地下貯水池」
イスタンブールの旧市街地では、地下の貯水池が数ヵ所発見されている。なかでもこの貯水池は、4世紀から6世紀、コンスタンティヌス帝からユスティニアヌス帝の時代に作られたものだといわれている。
エフェソス都市遺跡 「小アジア最大の古代都市遺跡群」
ギリシャ時代には小アジア最大の国家都市として君臨した。当時の繁栄ぶりを伝える数々の遺跡を鑑賞し、古代の人々の生活に思いを寄せたひと時でした。 野外劇場・図書館・アゴラ・浴場・公衆トイレ跡などもみられる。
古代の公衆トイレが、壁際に並ぶ。仕切りはないがいまでも立派に使えそうです。下には水が流れていて、水洗になっていたそうです。
パムッカレ 「真っ白な奇跡の温泉地」
パムッカレは「綿の城」の意味で、かつて綿の産地であったことに由来する。トルコ有数の温泉地で、段々に連なる真っ白な石灰棚にたまった温泉水が刻々と変化する空の色を映し、美しい奇観を楽しむことができる。
プールの底に本物のギリシャ・ローマ時代の遺跡がゴロゴロしている珍しい温泉。
キャラバンサライ 「シルクロードの宿」
シルクロードを旅する人たちが盗賊に襲われないように、護衛付きの宿として利用していた、中ではラクダと共に宿泊できたようだ。
カイマクル地下都市 「巨大な地下都市」
まるで蜂の巣のように地下へと伸びる世大地下都市。地下8階の深さで約1万5千人の人が地下で生活できたと推定されている。イスラム教徒の迫害から逃れてキリスト教徒たちは地下へと身を隠した。中には生活空間だけでなく立派な教会も造られた。周辺には十数か所の地下都市が存在する。
カッパドキア(中央アナトリア地方名称) 「長い間に浸食されてできた奇岩群」
中央アナトリア地方、南北50キロにもおよび小さな村や、奇岩が点在している。太古の昔、火山の噴火によって堆積した溶岩や火山灰が、長い年月の間に浸食され出来上がった奇岩群である。そして岩の間で密かにキリスト教の文化が育まれた地でもある。
ユルギュップ、町のはずれにあるキノコのようなユニークな形をした奇岩群。
カッパドキアで宿泊したホテル 山肌を削って作った洞窟のホテル「ALFINA HOTEL].
朝焼けの空に上がっていく気球、カッパドキアならではのチャレンジです。
地上600メートルからのカッパドキヤ、素晴らしい眺めでした。
イスタンブールの旧市街「エジプシャンバザール」。
ガラタ橋の近くにあるイェニ・ジャーミィの裏に広がっている市場。 イスラム文化と、アジアの香り、そしてエジプトからの香辛料、さまざまな文化が混ざり合ってエキゾチックなムードが漂っています。
今回の旅は、いままで行けてなかった、イスラムの世界を少しだけ覗いた旅でした。次回はゆっくり時間を作って、改めて来てみたいと思います。イスタンブールは何となく居心地のいい町でした。